耐震等級

耐震性に関する法令・基準として、『建築基準法』や『住宅の品質確保の促進などに関する法律』に基づく『住宅性能表示制度』の中に、耐震等級を示す基準があります。
耐震等級1は、『数百年に一度の地震の力(震度6〜7程度)に対して倒壊、崩壊しない程度』と『数十年に一度の地震の力(震度5強程度)に対して損傷を生じない程度』
があります。
耐震等級2は耐震等級1の1.25倍、耐震等級3は耐震等級1の1.5倍の強さが
求められています。
建築基準法は耐震等級1ですので、建築基準法ギリギリで建てた建物は、
震度6〜7程度の地震に対しては、倒壊や崩壊はしないが、損傷を受ける可能性が
あるということです。
建築基準法をクリアーしているから大丈夫、役所がチェックしているから大丈夫と
言う人がいますが、最低限の基準をクリアーしているだけなのです。
長寿命住宅を造るには、耐震性を高める必要があります。

今日現場に行った時、若い社員大工に『今、鳴いている鳥は何ていう名前の
鳥ですか?』と突然質問されました。
『あの鳥はガビチョウといって、主に東南アジアや中国に分布して、日本には元々
いなかった鳥だよ』と教えてあげました。(実は、7,8年前頃から、自宅付近で
見慣れない、甲高く鳴く鳥が増えたので、調べておきました。)
とかく職人は、自分の仕事には関心があるけど、
他のことにはあまり関心を示さない。
今の時代、それだと世間に通用しないです。
感性を磨く為にも、色々なものに興味を示さないと、豊かな人間になれないような
気がします。
突然に質問に驚かされましたが、仕事以外の事を聞いてくれて、
とっても嬉しくなりました。
又、一段と成長することを期待できそうです。


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