材木の産地

食品関係では、今年も産地偽装問題が騒がれています。
材木関係では、地産地消が叫ばれている割には産地がルーズです。
各地の貯木場に丸太が運び込まれ、それを全国的に有名な産地の材木屋さんに
集めて、製材することが多いようです。
そこで柱等の材木に製材されると、刷版と呼ばれる材種や寸法と製材した場所と材木屋さんの名前が入ったものが、材木に刷り込まれます。
簡単な言い方をすれば、日本中のどこで採れた材木でも、製材した場所と材木屋さんの名前が入ります。
山梨で採れた桧でも、木曽桧の名前が入る可能性があります。
現に山梨にもいっぱい桧があるのに、山梨の桧なんて刷り込まれた柱を見たことがありません。
住宅会社によっては、木曽桧を売りにしている会社があります。
プロが見れば見分けが付くけど、一般人は無理です。
真面目に、山から丁寧に育てている材木屋さんは、腹の立つことだと思います。
ちなみに、私の好きな柱は恵那市にある旧加子母村で採れる
東濃桧(とうのうひのき)です。
脂がのっていて、少し黄肌でなんといっても木目が綺麗です。


今日は戸栄会でした。
やはり最近の不況が話題になり、
昨年より仕事が増えた業者は一人もいませんでした。
皆の為にも、頑張って質の良い仕事を探して、腕を振るってもらいたいです。


 http://www1.ocn.ne.jp/~toda-k/