物を作り出す事


物を造り出すということ。
建築とは何もないところに、物を造り出すという仕事です。
設計から竣工まで、いやそれからも付き合いがありますから、
その造り出した建物と何十年もの間、関わりを持ちます。
建築家といっても、大先生や建売住宅以外は自分の好き勝手に
家が造れると言うものではありません。
お客さんの建てたい家を設計してあげます。
お客さんの考え7割、建築家の考え3割なんて言われてきましたが、
昨今はお客さん9割、建築家1割りの家が多くなったように思います。
(構造部門に関しては9割以上建築家の考えです)
打ち合わせ段階で、自分で気に入ったプランができ、こんな家を
建ててみたいな〜なんて思ったことがことが何回かあります。
でも、予算の都合等諸事情で採用されないことが多々あるのが残念です。
当たり前の事ですが、お客さんと建築家の意見がぴったり合うということは、
不可能に近い事です。
その中で、お客さんの家に対してのこだわりを引き出し、我々の知識や
経験を生かした提案をしていくのが設計の仕事です。
お客さんは、得てして一つの事にこだわるとそれしか見えなくなります。
住宅はあくまで総合力だと思います。
環境、省エネ、耐震、高気密、高断熱・・・・・ユニバーサルデザインから
住み心地等感性に至るまで、すべてに配慮した家造りが大切です。
それらを取りまとめて、図面化するのが、物造りの第一段階です。


画像は我が家のハク(ライオンラビット) です。
私の役目は一日3回ハクにおやつ(スティック)をあげることです。
ハクは頭が良くて朝と昼はお立ち台(?)に登ってこのような
おねだりポーズをします。
夜はゲージから出してあげるので、私の足にしがみついておねだりします。
とっても可愛いですよ。


 
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