協力業者 塩沢タイル工事店
締めるということについて話してみようと思います。
建前、宴会等の中頃、又は最後によく締めるといいますが、 締めには中締め(七つ締め)と十締め(一本締め)があります。
中締めとは会を10としますと、7ぐらい進んだ時に手を7回打ち一つの区切りとします。十締め(一本締め)は会の最後の区切りのときに行います。やり方は三つずつ間をおいて3回打ち、最後に間をおいて一つ打ちますが、このとき十締めでしめるとは言いません。
一本締めで締めるといいます。何故かといいますと、お祝い事では偶数は割れるということで嫌われています。では何故一本締めは計10回(偶数)打つのでしょうか?これには訳があります。一本締めは最初9回打ち、間をおいて1回打ちます。これは漢字の九に一を足すので丸という
字になります。すなわちお祝い事が丸くおさまったことになります。
このことが10回打つという意味になります。
落語の真打ち披露、又は歌舞伎役者の襲名披露には、一本締め、又は三本締めで行なうことが多いようです。よく関東一本締めで締めるといいますが、これは手を1回打っておさめるようです。
これで自分の話を終わりとします。