屋久杉、秋田杉、北山杉

木は同じ材種でも、産地によって特徴があります。例えば同じ杉なのに
南の屋久杉と北の秋田杉では見た目にも随分違います。
屋久杉は暖かいところで育った木ですので、年輪も太く、樹脂が
多いです。逆に寒いところで育った秋田杉は年輪も細く狭いし、
樹脂も極端に少ないです。屋久杉と秋田杉の中間に京都北山杉があります。
北山杉の特徴は人工的に育てられ、細くても強さがあります。
それは、苗の時から、人間の技と英知で育てられて、人間でいえば、
超エリートなのです。
主に屋久杉は家具や欄間板、天井板に使われ、秋田杉は建具、天井板、北山杉は
桁、柱、垂木に丸太のまま使われます。各々の特徴がはっきりしていて、とても同じ杉とは思えません。


午後、急用ができ高尾を往復しました。国道20号線で大垂水峠越えです。
免許取立ての頃は、手のひらに汗が出るほど緊張して運転した峠です。
途中の相模湖、千木良というところに、私の同級生の嫁いだ家があります。
3年前に弊社で大改造して、外周もすべて新しくしたので、新築に見えます。
国道沿いなので、往復に見れますので、ここを通るのが楽しみです。
やはり、自分で建てた家は、いつまでも気がかりですし、
自分の娘と同じで、いつまでも心配です。
(娘に『私を家と同じにするな!』なんて叱られそうですね)
http://www1.ocn.ne.jp/~toda-k/