野菜作り

先日、OBのお客さんで昨年まで大学の先生をしていた人と話す機会がありました。
先生は退職してから、野菜作りを通して、CO2削減や有機栽培等を研究しているそうです。
いろいろな話をしてくれたのですが、そのなかでも興味深かったのは、野菜は
動物と違い、自分では外敵に対して動くことができないので、それなりに自分を守る方法を持っているそうです。
例えば自分の周りに雑草が生えないような成分を出すことができる
野菜があるそうです。
又、野菜には決まった虫しかつかない物が多いそうです。
キャベツには青虫しかつかないそうです。
その青虫の嫌いな野菜があるそうなので、キャベツと一緒に青虫の嫌いな野菜を
植えれば、無農薬でキャベツが収穫できるそうです。
先生は、同じ種類の野菜を現代的農法により黒ビニールで覆い草が生えないようにする方法と、野菜の周りに除草した草を敷き込みそれを堆肥にして栽培する方法を
同じ畑で対比しているそうです。
黒ビニールは化石燃料からできているので製造過程でCO2が発生します。
最終処分にもCO2が発生します。
雑草を敷き込んだ野菜は、最初こそ発育が遅れますが、黒ビニールより
早く大きくなるそうです。
又、黒ビニールで覆われた根は酸欠状態になりやすいので、ストレスに
なるそうです。
自家製の野菜に甘みが多いのは、ストレスをかけないで、愛情いっぱいに
すくすく育つからだそうです。
そう言えば先生に頂く野菜は甘みが多いです。
野菜も家造りも愛情ですね。
http://www1.ocn.ne.jp/~toda-k/