タイル割付

午後からタイル屋さんと現場で打ち合わせをしました。
タイル工事の場合、タイル割りと称して、なるべく半端な寸法をなくして、
正規な寸法で貼れるように、下地の寸法を割り付けます。
下地だからといって、適当な寸法で作ってしまうと、後でタイル屋が苦労するし、
見た目も綺麗にならない。
又、図面で寸法を指示しても、現場には色々な問題が生じてくる。
その為にも、事前に現場で打ち合わせることは、大事な仕事です。

玄関サッシと玄関外部床(ポーチ)を、段差をつけてくれという人がいますが、
バリアフリー化のためにも、なるべくフラットにすべきです。

以前、高名な建築家の先生が、『私が設計した家の玄関ドアはすべて内開きです』という記事を
読んだことがあります。
結構好きな先生でしたので、何冊も愛読しました。
でも、前記の意見だけは納得することができませんでした。
雨の進入、気密性の問題、狭い玄関だと脱いだ靴が邪魔になる等色々な問題が
出てくると思います。
欧米の玄関ドアは結構内開きが多いそうですが、日本には合わないと思っています。
今日は玄関の周辺でタイル割りをしていたので、ついつい昔読んだ本のことを思い出してしまいました。

高名な建築家も、一般の建築家も、それぞれこだわりを持って仕事をしています。
色々な人のこだわりを聞くのはとっても楽しいものです。(良いか悪いかは別問題です)

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