山吹の花


『七重八重花は咲けども山吹の実のひとつだになきぞあやしき』この時期
山吹の花を見るたびに思い出します。
これは大田道潅の有名な逸話に出ている、平安時代の和歌です。
国語の教科書に載っていたので覚えていますが、江戸時代に農家の娘さんが
平安時代に作られた和歌を知っていて、とっさに大田道潅に山吹の花を
差し出すなんて、その頃の日本文学の底辺の広さと、洒落心には驚かされました。
今の日本人の失ってしまった何かをいっぱい持っていたのでしょうね。
日本の古典文学をじっくり勉強してみたくなりましたが、
私は国語が大の苦手です。
ブログを書いている自分が信じられません。
ちなみに私の家の周りに咲いている山吹は一重です。
一重が原生だそうでが、平安時代に観賞用に改良された山吹が
存在していたのでしょうか?
茎の中は発泡スチロールと見間違うような白い物質で出来ています。
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