耐震補強考

今日は祭日ですが、事務所にたった一人出勤。
お蔭様で、昨夜の雪の影響はなし。

耐震補強の依頼が多くなりました。
耐震ソフトを使った数値計算だけだと、どうしても
耐震壁だけの対応が推奨されがちです。
個々の住宅が持っている、弱点を把握して
全体的に対処した方が良いと思います。
それには、まず個々の住宅のインスペクションが
重要になります。
無筋基礎や基礎のひび割れが多いところは、まず基礎補強を、
入母屋瓦葺き等重い屋根でしたら、軽い金属屋根に葺き替えるとか、
一番効果がある場所を、把握することが重要になってくると思います。
又、田舎造りですと、大解放な間取りですので、窓の狭少化も
検討課題の一つになります。
熊本地震では、耐震等級3でも倒壊した事例がありまます。
数値をクリアーしなければ補助金がもらえない問題がありますが、
耐震補強は、多方面から検討して、最善の工法を見出すことが、
建築士の役目だと思うのですが。

 

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