新築住宅、リーフォーム、自然素材

新築住宅、リフォームをお考えの方、自然素材を取り入れてみてはいかがですか。

  • 畳の特性・・・抗菌性、浄化作用、吸音、遮音に優れる。
  • 塗り壁(漆喰、珪藻土等)・・・調湿性、断熱性、防音性に優れる。
  • 木製建具・・・木の種類によって、独特な香りや温もりがある。 経年による色、艶の変化が楽しめる。

木の住まい

日本人は、遠き昔より、自然との共生を基本思想に暮らしてきました。
これは、日本人固有の感性から生まれた文化です。
私たちが先人から受け継いできた、木の家がもつ感覚的な心地よさ。
そして、日本の風土と暮らしの中で、永い年月を経て磨かれてきた、 技術と工法。これらを継承する木造在来住宅は、日本で暮らす私たちに、心身共に安らげる場を提供してくれています。

木の持っているアロマテラピー効果

木造住宅に足を踏み入れた時、ほのかな清々しい香りを感じ、心地よい気分になった経験は、誰にでもあると思います。
この香りが、フィットンチッドという天然の木の成分です。
本来は、樹木が微生物から自身を守る為に放つ、テンペル系の芳香物質です。 最近人気のアロマテラピーは、芳香性の植物から抽出した精油(エッセンシャルオイル)で、心と身体を癒す療法です。フィットンチッドは伐採後も持続的に発せられるので、家の中に居ながら森林浴と同じような効果が期待できます。

木の調湿機能

木には湿度を調整する優れた機能があります。
空気中の湿度が高い時には、湿度を吸収し、湿度が多いときには逆に放出します。湿度は高すぎても低すぎても、健康にはよくありません。
湿度の大幅な低下はインフルエンザ等のウィルスの繁殖を活発にし、又多湿になると、ダニやカビが発生しやすくなります。 住まいは、家族が永い時間過ごす大切な場所です。目に見えない湿度まで貢献する木の家は快適な住まいです。

木の強さ

構造材として使われる桧や杉は伐採された後、300年~400年は強度が増し、
その後、1300年~1400年かけて、緩やかな放物線を描いて伐採時の強度に戻るそうです。世界最古の木造建築物の法隆寺は築1400年ですから、まさに
伐採時の強度に戻ったところです。

木材の強さ

木材は、軽くて強い素材です。コンクリートや鉄に比べると弱そうですが、 重さ当たりの強度(比強度)で比較すると、木材の方が強いです。
同じ強度の建物を造る時、建物自体の重さを軽くできるので、非常に有利になります。建物は地震のエネルギーを受ける時、建物の自重に比例します。 鉄筋コンクリート造や鉄骨造に比べ小さな負荷ですむので、地震大国の日本にとって、木造はとっても適した建物です。

進化を続ける木の住まい。

1995年の阪神淡路の大地震を教訓に、2000年に建築基準法の大改正が行なわれました。接合金物の推奨、耐力壁のバランス計算、構造材仕様の明確化、地盤調査の事実上の義務化等々過去の教訓を生かした木造住宅の設計基準が進化しています。

木材は再生できる建築材料

地球上で暮らす我々は化石燃料をはじめ、限りある資源に頼って生きています。つまり、使えばなくなるという事実があります。
しかし、木材は一定のサイクルで植林、伐採を繰り返しながら再生できます。 地球温暖化の原因とされる、二酸化炭素の減少に伐採はよくないと一部に誤解されていますが、ジャングルが多いだけでは、二酸化炭素は増減しません。 植林、伐採をする事により森が活性します。
若木は、古木に比べて盛んに光合成を行う為、大気中の二酸化炭素をより効率的に吸収し、酸素をより多く放出します。つまり植林と伐採を計画的に行うことにより、地球にやさしい環境作りに貢献できます。